徳永窯
伊万里焼せいらの歴史
今から三百数十年前、鍋島藩の領主 鍋島勝茂は、城中の使用禁止への御用、将軍家、或いは諸藩への贈答にする製品を製作するため、陶業育成、並びに生産を統制する目的で寛永五年(1628年)藩直属の御用を有田岩谷川内に開いた。これが鍋島藩窯の創始であります。
その後、有田南川原山に移したが、秘法の洩漏を恐れた結果、現在の伊万里市大川内山に移す。
この地は三方百数十メートルのそびえ立つ断崖絶壁の幽谷に回らせれ、当時通路として一本の山道にて伊万里町へ一里以上の道程ありしも、藩主の庇護は絶大にて、山の入口に関所を設けて関係者以外の通行を禁止し、一切の原料は藩の全力を挙げて厳選したものを用い、一方優秀なる技術者を選抜して優遇し、経費を度外して生産を育成した鍋島焼は、いわゆる「色鍋島」とか、鍋島青磁とかが有名であります。
鍋島青磁は当地のみで採れる天然礦石による青磁釉薬で仕上げたもので中国唐代の名器に比肩するものであります。色鍋島は呉須による下絵焼成終え、その上絵として赤黄緑の三色を配した所謂染錦で白磁の独特の肌と染付上絵との重なり合った純日本調の気品の高い色調でしょう。
今もなお技法を受けつぎ伝統の中に製品の近代的向上へ努力し、皆様方の御期待に添いたいと存じます。
伊万里焼せいらの作品シリーズ
ショールームご案内
伊万里焼せいらのご紹介
伊万里の器
柔らかな風に包まれながら、颯爽とした表情を見せる。伊万里に漂うのは清々しい透明感でしょうか。三百数十年という歴史に育まれた鍋島焼。引き継がれた伝統を礎に、新鮮な感性をあしらった伊万里鍋島焼窯元「徳七窯」で製造された「せいらの器」には、暮らしに心地よく馴染む暖かな魅力が秘められています。お気に入りを見つけ“あなた流”の食卓を演出するもよし、あの人の笑顔を浮かべてギフトにするもよし。せいらの器を手にした時から、人と器の楽しい関係がはじまります。
ギャラリー&ショップ
<店鋪住所>
店名:伊万里焼せいら
住所:〒848-0025 佐賀県伊万里市大川内町乙1792-1
TEL/FAX:0955-23-2656
営業時間:9:00〜17:00
定休日:元旦休業
<アクセス>
●電車をご利用の場合 博多駅 → 伊万里駅(佐世保線 1時間50分、筑肥線 2時間20分) 佐賀駅 → 伊万里駅(佐世保線 40分&MR線 20分)
●バスをご利用の場合 博多駅交通センター → 伊万里(いまり号 1時間40分)
●車をご利用の場合 武雄北方I.C. → 伊万里・大川内山(30分) 波佐見有田I.C. → 伊万里・大川内山(40分)